2018-02-05
価値研修
2017年度MOT研修の全講義プログラムが終了いたしました
12月19日(火)に6月から月2回開催していた2017年度MOT研修(価値づくり技術経営研究会Ⅶ)が最終回を迎えました。
MOT研修は、経営戦略やマーケティングなどの理論学習やイノベーティブ思考で得られた知識を、ケーススタディ分析や自社分析で実際に活用する設計になっており、研修の最終回では約半年にわたり受講生にお取り組みいただいたケーススタディ分析の発表会を国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)の神戸事務所にて実施いたしました。
ケーススタディは製造業・非製造業の双方にとって喫緊のテーマであるIoTを活用したビジネスモデルを検討いただくために、今年度は阪急阪神ホールディングス株式会社(以下、阪急阪神HD)の『「健康寿命の延びる沿線」の実現に向けた予防健康プロジェクト』(以下、予防健康プロジェクト)を取り上げ、ウェルビーイングに関わるビジネスコンセプトをイノベーティブに構想していただきました。
ケース分析は5~6人で1グループを作り、全5グループにお取り組み
いただきました。
分析内容は、予防健康を取り巻く状況を分析する「外部環境分析」、ケース企業である阪急阪神HDの現況を分析する「内部環境分析」、
ビジネスによって解決すべき
課題や提供する価値を探索する「Issue Design」、実際のビジネスモデル
としてマネタイズする仕組みを構想する
「Process Design」等の項目で構成され、受講生の皆様には自主的に研修時間外に集まり熱心にお取り組みいただ
いたこともあり、各グループからユニークな提案をいただきました。
最終回は分析の発表会だけではなく予防健康プロジェクトで連携している理化学研究所(以下、理研)の施設を見学させていただき、
最先端の医療関連技術や将来の実現可能性に触れていただきました。
最終回終了後には、受講生向けにアンケートを実施し、以下のような結果を得ました。
プログラムの満足度について大多数の方に高い評価をいただきました。アンケート結果をふまえ更に良いプログラムになるよう来年度のカリキュラムを模索していきます。