ファイナリストFinalist

DBJ女性新ビジネスプランコンペティション

kay me株式会社
代表 兼 リードデザイナー

毛見けみ

純子じゅんこ

東京都

DBJ女性起業大賞

  • 第5回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション
  • プロダクト
  • アパレル
事業概要

活躍する女性に限りある「時間」を有効につかってほしい。
とことん「時短」にこだわった仕事服ブランド kay me

毛見 純子

PROFILE

早稲田大学第一文学部卒業。ベネッセコーポレーションで営業職、PwC、ボストンコンサルティンググループで経営戦略コンサルタントに従事。2008年マーケティングコンサルティング会社設立。2011年7月「一瞬で華やか ずっとラク」をコンセプトとした働く女性向けストレッチ素材アパレル「kay me」を創業。2015年英国法人を設立し欧米市場への展開を開始。オンラインショップのほか、銀座、新宿、日本橋、梅田、チェルシー(ロンドン)などにて店舗展開。2015年末英国商工会議所「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」受賞。

ビジネスモデル

kay me は「一瞬で華やか ずっとラク」をコンセプトとした働く女性のための日本発仕事服ブランド。

人前に立ち活躍する女性が仕事服に抱く課題は多い。会議に出張移動、プレゼンや講演、そして会食やパーティ・・・それぞれのオケージョンに合わせた仕事服の購入のための「時間」にはじまり、毎朝のコーディネート「時間」、ドライクリーニングに行く「時間」、アイロンをかける「時間」、一方、タイトなジャケットやスーツから受けた肩こり解消のための整体やマッサージの「時間」など。kay me はそれらの課題を素材、デザイン、ライナップ、サービスの面からすべて解消し、各々の女性が「時間」をライフテーマの実現のために有効に用いてもらいたいと願っている。

またkay me ではこれを世界中のはたらく女性のニーズととらえ、欧米都市での展開にも着手。日本発、世界市場に対する価値の提供を次の5年の挑戦ととらえている。徹底的に「はたらく女性」と同じ目線に立つことにこだわり、新しいマーケティングイノベーションの風を起こす。

  • ビジネスモデル1

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  • ビジネスモデル2

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受賞後

受賞後の支援を事業に活かす

DBJ女性コンペには2度目の応募で大賞を射止めた。「起業後、いつかは大賞をと目標にしていました。挑戦する女性を応援するというkay meブランドのミッションがあるので、私自身挑戦することが大事だと思っていました」

受賞後のDBJからの支援で役立ったのは、IT専門家からのサポートだという。「IT企業経営者との数回の面談で、最新のITトレンドやユニークなタッチポイント(顧客接点)の作り方などを教えて頂きました。専門家からでなければ得られない内容で、今、その成果が事業に活きていると感じています」

毛見氏には今後5年以内に実現したい計画が2つある。海外拠点の整備と組織の拡大だ。すでに2015年に設置した英国法人を含め、「欧米、アジアでのマーケティング拠点作りを進めると同時に、内部の組織も今の10倍位に大きくしたい。kay meをグローバルブランドに育てることで、世界中の活躍する女性を応援したいのです。それを実現しないうちは死ねません」と笑顔で言い切る毛見氏。その口調からは正真正銘の決意が伝わってくる。

  • 季刊DBJ42号

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  • 女性活躍推進の「真の目的」は何か?

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    出典:日経研月報 2021年10月号